業界動向
スイッチ化の促進へ新たな選定スキームを導入する厚労省
―関係医学会と意見調整する段取りを廃止、議論を透明化―

パラダイムシフト
日本発がん創薬を目指したアカデミアシーズの育成
＜公益財団法人 がん研究会代表理事・がん研究所所長＞　野田　哲生

薬業時事［1017］
PMDAによる英語版情報発信の課題

14年度製薬企業決算総論
海外と後発医薬品が増収に大きく寄与

決算分析
●武田薬品工業
アクトスの和解費用の計上で赤字に

●アステラス製薬
国内不振も海外2ケタ増収で好決算

●第一三共
ランバクシー社合併差益の計上で大幅増益

●エーザイ
アリセプト、パリエットともに大幅減で国内2ケタ減収

●テルモ
海外向けの高付加価値製品が貢献し増収増益

●田辺三菱製薬
国内医薬品の減収をライセンス収入が補い増収

●大日本住友製薬
国内は後発品侵食受け大幅減収も、海外は増収維持

●大正製薬ホールディングス
広告宣伝、販売促進費増で大幅減益

●塩野義製薬
ヴィーヴの配当が寄与し経常利益は過去最高

●みらかホールディングス
海外事業拡大で国内減収分をカバーし横バイ確保

●日本化薬
医薬は薬価引き下げの影響から減収減益

●参天製薬
2ケタの増収増益を確保、アイリーアが好調

●小野薬品工業
薬価改定や新薬への投資で減収大幅減益

●キョーリン製薬ホールディングス
新医薬品事業は減収も後発品事業は29.1％増

●科研製薬
爪白癬治療剤クレナフィンが牽引し増収増益

●持田製薬
主力の長期収載品凋落に歯止め効かず、減収減益

●日本新薬
長期収載品落ち込むが技術料収入計上で増収増益

●キッセイ薬品工業
長期収載品減収と導入費用発生もあり減収減益

●ゼリア新薬工業
膨張するR&D費で大幅減益

●扶桑薬品工業
薬価改定、増税前駈込み反動から減収、大幅減益

●あすか製薬
カンデサルタンAG寄与し増収、販売権償却消滅で増益

●日本ケミファ
後発品は増収も薬価引き下げ、受託増で営業微減

●生化学工業
アルツ薬価引き下げ影響から減収、R&D費上昇で減益

●JCRファーマ
EPO製剤拡大、契約金収入増加で増収増益

14年度後発品企業決算総論
制度の後押しで大きく拡大する後発医薬品市場

決算分析
●日医工
後発品使用促進に乗り期初計画上回り大幅増収増益

●沢井製薬
売上げ1000億円突破、低薬価品目増で原価率上昇

●東和薬品
取引先拡大で16.5％増収、稼働率上昇で大幅増益

第2四半期決算分析
シミックホールディングス／イーピーエス／富士製薬工業

企業戦略
アステラス製薬が新中期経営計画を発表
―多面的な視点で医療の変化を捉えて事業機会を見出す―

市場環境変化と医薬品流通
中小病院が外来機能を高める地域包括診療料
＜中小企業診断士＞　平田　雄一郎

企業情報
武田薬品工業
アリセルチブのリンパ腫対象の試験中止

アステラス製薬
米泌尿器科学会で2製品の試験結果を発表

エーザイ
●EMAのCHMPがファイコンパの適応拡大を勧告
●米臨床腫瘍学会で2剤の臨床結果を発表

中外製薬
マルホと共同開発の外用剤の承認を申請

田辺三菱製薬
●テネリグリプチンが発明賞受賞
●レミケードで川崎病への適応追加申請
●GHIT基金のプログラムに参画

大日本住友製薬
ラツーダの大うつ病対象試験結果発表

参天製薬
抗リウマチ事業を譲渡

キョーリン製薬ホールディングス
新研究施設「わたらせ創薬センター」竣工

帝人ファーマ
フェブキソスタットで総理大臣発明賞

化学及血清療法研究所
インフルワクチンで武田薬品、第一三共と提携

World Wide View
行政関連情報
米国
●BMS社のC型肝炎療法を「画期的治療法」に指定
●テバ、「反対支払い」訴訟で12億ドルの和解金
●希少小児疾患治療薬証書をサノフィへ転売

英国
抗がん剤基金、エーザイの異議申し立てを却下

エンド・インターナショナル
パー・ファーマシューティカルを80.5億ドルで買収

メルク
キートルーダの併用療法試験で新たに2件の提携

マーケティング関連情報
●CVSヘルスがオムニケアを買収
●「プロダクト・ホッピング」訴訟でアクタビス敗訴

マーケティングシェア・シリーズ第41弾（2013年）
第19回
造影剤

新薬承認審査情報
医薬品第二部会　5月28日

兜町便り
日経平均は27年ぶりに11日続伸、機関投資家が牽引
―個人投資家はバイオ関連で散発高、卸各社も昨年来高値を更新―

現金卸情報＜第1008回＞
医薬品現金卸市況＜6月-１＞大手製薬企業の新製品（1）

行政トピックス／セミナー便り
塩崎厚労相、後発品シェア目標を前倒し達成へ―経済財政諮問会議：5月26日―／具体例の検討が終了、試行導入向けた議論が本格化―中医協費用対効果部会：5月27日―／ビッグデータ活用で高齢化対応へ―東北大学大学院：辻一郎教授―／ジェネリック登場でAGA市場が拡大―メンズヘルスクリニック東京：小林一広院長―