医薬品業界の“今”がわかる
国際医薬品情報
2013年6月10日〈通巻第987号〉
12年度製薬企業決算総括 個別特殊事情が影響し全体で増収・減益 ―大手グループ以外は増収・増益を確保― 特別インタビュー バルサルタンの臨床研究論文撤回事件の本質 ―大橋靖雄 東京大学大学院医学系研究科教授に聞く―
12年度製薬企業決算総括
個別特殊事情が影響し全体で増収・減益
―大手グループ以外は増収・増益を確保―
特別インタビュー
バルサルタンの臨床研究論文撤回事件の本質
―大橋靖雄 東京大学大学院医学系研究科教授に聞く―
薬業時事[969]
急上昇するバイオベンチャー株、真の投資とは
決算分析
●テルモ
―公定価改定影響やR&D費増加で2ケタ営業減益―
●大正製薬ホールディングス
―医薬事業拡大で増収も買収子会社の販促費増で減益―
●みらかホールディングス
―国内受託臨床事業増、海外M&A等が寄与し最高益―
●参天製薬
―薬価改定や海外での費用増加で減益―
●キョーリン製薬ホールディングス
―主力品の伸長と販管費減で2ケタ増益―
●ツムラ
―医療機関向け漢方説明会増加等から2ケタ増収、増益―
●日医工
―一般名処方推進で02年以前収載品が大幅増加―
●持田製薬
―技術料収入なくなり売上微増、R&D費減少でも減益―
●科研製薬
―薬価引き下げでアルツを始め主力品はほぼ減収―
●日本新薬
―ビダーザ等、新製品大きく寄与し2ケタ増益―
●キッセイ薬品工業
―カバサール販売返還で原価率低下、減収だが増益―
●ゼリア新薬工業
―マーズレン移管で微増収、アコファイド承認取得―
●鳥居薬品
―売上増もスギ花粉治療薬の開発費増で大幅減益―
●扶桑薬品工業
―透析液薬価引き上げで増収、子会社資産売却で純利益増―
●あすか製薬
―後発品の伸びで既存品減を補完、販促費減少で増益―
●日本ケミファ
―後発品事業20%増、販管費コントロールで大幅増益―
●栄研化学
―米国向け便潜血検査試薬伸長、費用抑制で増収増益―
●生化学工業
―研究用試薬移管、R&D費上昇で減収減益―
●日本ケミカルリサーチ
―EPO製剤拡大、成長ホルモンも適応拡大で増収増益―
新連載 新興国ビジネスの将来性
グローバル製薬企業は新興市場をどう見ているか
<ブーズ・アンド・カンパニー パートナー> 三井 健次
<シニア・アソシエイト> 前川 智哉
業界動向
●ランバクシー、cGMP/FDCA違反を認め5億ドルの支払に同意
●アステラス製薬とアムジェンが国内で合弁会社設立へ
欧州企業のCSR活動
製薬企業における企業価値関連報告書の分析
―第6回 サノフィ―
<青山学院大学教授> 北川 哲雄
顧客との関係性を高めるMS活動
消費税率改定、薬価改定に向けて
<中小企業診断士> 平田 雄一郎
企業情報
大塚ホールディングス
●大塚製薬工場がFKジャパンと独占契約
●大鵬薬品の抗がん剤新工場完成
アステラス製薬
●新薬創出力強化に向け研究体制を改革
●エンザルタミドの国内承認を申請
●オランダで合剤ベソムニの承認取得
●米でアゾール系抗真菌剤が希少疾病用医薬品に指定
エーザイ/アッヴィ
ヒュミラで難病の適応追加取得
田辺三菱製薬
SGLT2阻害剤TA‐7284を国内で申請
協和発酵キリン
2型糖尿病治療薬オングリザの承認承継
富山化学工業
新規抗菌剤を米社から導入の契約締結
グラクソ・スミスクライン
Ph2中のALS治療薬が希少疾病用指定
バイエル薬品
●リオシグアトの製造販売承認を申請
●レゴラフェニブで肝細胞がんのPh3開始
WorldWideView
行政関連情報
米国
●FDA、BI社へGMP違反の警告状
●シンポニーに潰瘍性大腸炎の効能追加
●米政府、新抗生物質開発でGSK社と協定
●ウォクハート、FDA輸入警告状の受理を確認
インド
652品目の薬価を引き下げ
企業関連ニュース
アヴェオ
チボザニブ、FDA腫瘍薬諮問委員会が承認勧告を却下
サノフィ
ツールーズ研究開発センターの将来
ファイザー
動物薬子会社ゾエティスを分離
ノバルティス
DPP‐4阻害薬で患者ごとに治療目標を設定した試験に成功
ヴァレアント
ボシュ&ロムを現金87億ドルで買収
アストラゼネカ
脂質異常症治療薬開発企業を買収
マーケティング関連情報
米国スペシャリティ薬市場、15年までに67%拡大
マーケティングシェア・シリーズ第39弾(2011年)
第17回
脳血管治療剤:脳循環・代謝改善剤
レセプトデータでみる潜在市場
vol.13 統合失調症治療薬
新刊書を読む
サルファ剤、忘れられた奇跡
―一新薬が奏でる波乱万丈の創薬物語―
兜町便り
金融相場から業績相場への転換点がやってきた
―大手からバイオベンチャーまで大幅下落の医薬品株―
現金卸情報<第960回>
医薬品現金卸市況<6月‐1>大手企業調査(3)アステラス製薬
行政トピックス/セミナー便り/余論
1年かけ次回より本格的議論開始:中医協費用対効果評価専門部会 5月29日/ワクチン安全性、接種の必要性など訴える ―子宮頸がん制圧会議セミナー―/ゲムシタビンの液製剤、曝露防止で差別化 ―自治医科大学付属病院薬剤部:中澤寛仁氏―/国民が安心して接種できるワクチン被害救済制度を ―新潟大学大学院:齋藤昭彦教授―/医薬品医療機器の輸入超過状態を打破する必要がある ―厚生労働省:秋葉賢也副大臣―