医薬品業界の“今”がわかる
国際医薬品情報
2010年8月9日〈通巻第919号〉
行政トピックス 不完全燃焼に終わった 1 年ぶりの流改懇 ― 売差拡大を巡り、 メーカーと卸の認識のズレが明らかに― 座談会―“ワクチン”における日本の課題を考える ワクチン開発のあるべき姿と普及に向けた課題 <富山県衛生研究所 所長>倉田 毅 <医薬基盤研究所 理事長>山西 弘一 <岡山大学大学院 小児医科学教授>森島 恒雄 <北里生命科学研究所 所長>中山 哲夫
行政トピックス
不完全燃焼に終わった 1 年ぶりの流改懇
― 売差拡大を巡り、 メーカーと卸の認識のズレが明らかに―
座談会―"ワクチン"における日本の課題を考える
ワクチン開発のあるべき姿と普及に向けた課題
<富山県衛生研究所 所長>倉田 毅
<医薬基盤研究所 理事長>山西 弘一
<岡山大学大学院 小児医科学教授>森島 恒雄
<北里生命科学研究所 所長>中山 哲夫
薬業時事 [901]
注視すべき代替エンドポイントを活用した米国加速承認の動向
業界展望
国内大手製薬企業がワクチン事業を拡大強化
―国内市場では第一三共、 海外展開では武田薬品が先行か―
解説
ワクチン接種率向上を阻む壁は何か
注目の新薬
CS‐8958 (イナビル)
― タミフル耐性インフルエンザウイルスにも有効―
業界動向
FDAの諮問機関がチカグレロルの承認を勧告
特約店担当者の機能論
今さら聞けない経営分析
<中小企業診断士> 平田 雄一郎
企業戦略
あすか製薬
― 中期経営計画ASKA PLAN 2012を発表―
第2四半期決算分析
中外製薬
― タミフル、 ロイヤリティーが減少し減収減益―
企業情報
武田薬品工業
●タケプロンの効能追加承認取得
●HP二次除菌用組み合わせ製剤承認
第一三共
●エドキサバンのPh3結果を学会発表
●抗菌剤をランバクシーが 2 カ国で販売
エーザイ
●FDAがてんかん治療剤の新剤形の申請受理
●米でアリセプト高用量製剤承認
田辺三菱製薬/富山化学工業
抗菌剤の効能・効果一部変更承認
大日本住友製薬
米国子会社の商号を変更
塩野義製薬
抗HIV薬のPh3実施を決定
協和発酵キリン
アレルギー疾患治療薬で小児の効能追加承認
大鵬薬品工業
抗悪性腫瘍剤アブラキサンの承認取得
日本新薬
がん疼痛治療剤トラマールの承認取得
万有製薬
シングレアの明治製菓とのコ・プロ終了
ファイザー
2新薬の製造販売の承認を取得
グラクソ・スミスクライン
学会でサーバリックスの効果発表
日本イーライリリー
新作用機序の骨粗鬆症治療剤の承認取得
ブリストル・マイヤーズ
関節リウマチ治療薬の承認を取得
ユーシービージャパン
新規抗てんかん薬イーケプラの承認取得
IMSジャパン
調剤市場分析ツールNPA Familyを発売
免疫生物研究所
NEDO 「イノベーション推進事業」 に係る助成金を獲得
海外行政関連情報(米国)
ヘルスケア改革で米国医療はどう変わるか ( 2 )
<国際薬事リサーチャー> 三枝 治
World Wide View
行政関連情報
米国
●ファイザーのtanezumabの治験停止、 対象を拡大
●TIDE試験への新規患者組み入れを停止
●GE薬で10年間に8240億ドルの薬剤費を節減
EU
●ロシグリタゾンの再評価を 9 月まで実施
●欧州委員会、 セルヴィエの虚偽情報提出を調査
欧州
NICEの決定が欧州諸国へ及ぼす影響を調査
英国
●英保健省、 GE薬価格を調査
●ABPI理事長、 NICEは薬価設定をすべきではない
スペイン
強制的値引きがスタート
韓国
違法リベートの取締りを強化
インド
印企業、 政府にM&A規制を要望
企業関連ニュース
ファイザー
韓国の三星メディカル・センターと共同研究
グラクソ・スミスクライン
●訴訟引当金計上で第 2 四半期は赤字転落
●投資家には意外なパキシル問題についての和解
メルク
中国でのワクチン事業に進出
リリー
ジェムザール特許訴訟で敗訴
サノフィ・アベンティス
米バイオ企業ジェンザイムを買収か
マーケティング関連情報
●NHS改革案に賛否両論:NYタイムズ報道
●GSK社が米国で新MR報酬体系を採用
●エトナ保険がCVSケアマークへ業務委託
●保険支払い者、 バイオシミラーを歓迎:米市場調査会社
米国および欧州連合における新薬承認審査状況 (2010年 6 月 1 日‐ 6 月30日)
新刊書を読む
まだ科学で解けない13の謎―謎の解明から新発見へ―
MR NO NEED NO PRESENTATION (3)
インプレッション 「印象」
<社会医療法人敬和会 大分岡病院 広報・マーケティング部> 山田 隆司
マーケティングシェア・シリーズ第36弾(2008年)
第17回
抗菌剤 (その3):経口用・注射用セフェム系抗生物質
兜町便り
企業業績回復も円高亢進で当面は小動きか
―買い手掛かり乏しく医薬品株も軟調な展開―
現金卸情報<第892回>
医薬品現金卸市況< 8 月‐1 >
最近神田現金卸市場に出回っている製品
行政トピックス/セミナー便り/余論
ナショナルデータベース活用の方向へ:医薬品安全対策懇談会 7 月22日/●IFN治療効果予測遺伝子検査を了承●55年通知の論議を本格化へ:中医協 7 月28日/中学生用教材作成に向け議論:薬害教育検討会 7 月23日/血液がん治療薬で国内No. 1 目指す―セルジーン:ジョセフ・メリロー社長―/てんかん医療は医師への啓蒙も必要―東北大学病院:中里信和教授―